戦略労務第151号(2005/12)

季節の進みぐあいが遅かったわりには、前橋で一週間前くらいに初雪が降ったようです。平年よりも１０日以上早かったということです。空気も大分乾いていますのでインフルエンザには十分注意しましょう。

今年も終わりですが、最近になって重大事件が多く発生しています。終わりよければ・・・というわけでもありませんが、起きて欲しくないことばかりが起こる世の中です。
「戦略労務」第151号をお送りします。

石綿障害予防規則の制定

石綿による肺がんや中皮種等の重篤な健康障害の発生は、最近マスコミ等で取り上げられる機会が多く、社会問題化しています。

石綿(アスベスト)は、その優れた機能性から３０年以上前から多く建材に使用されており、したがって、その当時建築された建築物等の解体作業のピークが予想される平成３０年前後に向けて、石綿暴露防止対策の徹底が課題とされております。下記は主な使用箇所別の施工例です。

施工部位	石綿含有建築材料の種類
天井/壁 内装材	スレートボード、けい酸カルシウム板第一種、パルプセメント板
天井/床 吸音断熱材	石綿含有ロックウール吸音天井板、石綿含有吹付け材
天井結露防止材	屋根折版用断熱材、石綿含有吹付け材
床材	ビニル系タイル、フロア材
外壁/軒天 外装材	窯業系サイディング、スラグ石膏板、押出成型セメント板他
耐火被覆材	吹付け石綿、けい酸カルシウム板第二種他
屋根材	スレート波板、住宅屋根用化粧スレート
煙突材	石綿セメント円筒、石綿含有煙突断熱材

石綿障害予防規則による各規制については次号で掲載します。

『群馬県公共事業等電子入札システム』について

群馬県及び県内全市並びに一部町村では、平成１８年度よりインターネットによる電子入札に移行することになっています。これには、業者登録の電子化、入札の電子化、情報公開の電子化が含まれます。入札については工事、委託、物品/役務のすべてが対象となる予定です。

平成１８年１月から入札参加資格審査申請の受付が始まります。これはすべての業者が電子申請により行うこととされており、ペーパーによる申請は受け付けられません。電子入札の件数については、平成１８年度から段階的に拡大され、大規模案件から順次拡大されるということのようです。

詳しくは『ぐんま電子入札共同システム』のホームページをご参照ください。