トップページ > 戦略労務 > 第143号

戦略労務第143号(2005/04)

イントロダクション

 さくら満開での春らしい週末となり、観光地はさぞ賑わっていることでしょう。スギ花粉も今がピークといったところでしょうか。 症状の重い方には早く時期が過ぎるのを待つ以外無いようでお気の毒です。5月の連休頃には幾分楽になって骨休めができるといいですね。 「戦略労務」第 143 号をお送りします。

社会保険関係

厚生年金未加入問題・悪質未適用事業者は告発を検討・社会保険庁

 社会保険庁は、 2005 年度から厚生年金に加入しない事業者への対応を厳格にする。 戸別訪問などでの加入指導に従わない場合は事業所への立ち入り検査を実施、悪質な未加入事業者は告発、 加入に応じない事業者名などを同庁ホームページなどで公表することも検討している。

 健康保険法及び厚生年金法は、法人等のすべての事業所に加入を義務づけている。 (ただし、個人事業所は常時労働者 5 人以上などの条件がある。)

 しかし、違法に脱退する事業者が後を絶たず、昨年 1 〜 9 月に厚生年金から脱退した 4500 の事業者のうち、 47 件が脱退の条件を満たしていなかったという。

★今春高校新卒者の就職内定率、81.6%/厚労省調べ(17.3.11)

 厚生労働省は、 2005 年3月の高校・中学新卒者の就職内定状況(1月末現在)を公表した。

 高校新卒者の就職内定率は 81.6 %で、前年同期を 4.9 ポイント上回っている。求人数は 24 万 5,000 人(前年同期比 17.5 %増)、 求職者数は 18 万 8,000 人(同 0.3 %減)。求人倍率は 1.30 倍となり、前年同期を 0.20 ポイント上回った。

 就職環境は堅実ではありますが、確実に良い方向に向かっているようです。この先は不透明ですが、中小企業にとってもまだまだ採用のチャンスです。 今後は魅力のある会社作りをして、いい人材の確保に如何に努力をするかが、ますます事業継続のためのキーポイントになるでしょう。

★第二新卒者の採用調査/JILPT調査(17.3.25)

 労働政策研究・研修機構(JI L PT)が発表した「第二新卒者の採用実態調査」によると、第二新卒者の採用枠は「新卒者と同じ枠」と 「中途採用者と同じ枠」とに二分化しており、その枠によって採用方法、応募条件などが異なっている。

 採用した第二新卒者に対する企業の評価は、「新卒者と比べて、どちらともいえない」が最も多く、次いで「新卒者より優れている」が多く、 全体として概ね良好との結果になった。

 就職活動について、第二新卒者が実際に就職するのに効果があった方法は、「ハローワーク( 23.9 %)」、「家族・友人・知人の紹介( 21.0 %)」、 「就職情報誌( 12.3 %)」の順になっている。

第142号<

>第144号


© 1991-2006 三木経営労務管理事務所 All Rights Reserved.

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送