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戦略労務第126号(2003/11)

イントロダクション

 今年も残すところ1ヶ月となってしまいました。ふと考えるに、ただ時間に追われ、業務に追われ、遊びの少ない、生活に疲れた感じの1年でありました。しかしながら、残りの1ヶ月という時間は、時間にすれば720時間、秒にすると2590万秒という膨大な数字になります。やはり、時間を生かすのは本人のやる気次第、考え方次第ということなので、どんな時間でも無駄にしないようにしたいと思います。

 もうじき、晩秋から初冬へと季節が変わりますが、暑いときと、寒いときは業務中の事故も増えてきますので、準備運動をするなどケガに十分注意しましょう。 「戦略労務」第126号をお送りします。

社会保険関係

 総選挙では与野党ともに勝利でも敗北でもいいようで決定的なものはありませんでした。選挙公約で年金改正について各党が言及していましたが、いよいよ、来年の改正に向けて厚生労働省案が発表されました。

 国民年金第3号被保険者の届出の有無だけで、受け取る年金額に差が出る制度はおかしいと思います。国民の権利を国が手続きの有無で奪うことになります。第3号被保険者という制度自体はともかくとして何か手当は必要です。

 厚生年金保険料率20%固定制にしても、パートタイマーへの加入拡大にしても企業と労働者の置かれている状況を大変厳しくするものです。裏側には、引き上げはしないと首相が公言している消費税を、財源化することが見えています。消費税率を引き上げるにしても、口先だけの構造改革、行政改革をまず実行に移してからでないと国民の理解は得られるものではありません。

 それと、実質増税というべき所得控除の削減も相当ありそうです。老年者控除削減も検討されていますが、恩恵に預かっている人はごく一部らしいので、それほど影響は無いかもしれません。消費税の課税最低限も1000万円となってしまったところに税率アップでは、完全に物価上昇につながります。

労働保険料について

 労働保険料の分納第3期分の納入時期となりました。納入通知書に記載された期限までに払込みをお願い致します。もし、遅れる場合には事務組合委託分につきましては必ず連絡をいただきたいと思います。

 また、入退社に関する連絡は早めに連絡をください。雇用保険は強制加入ですから、本人の意思は関係ありません。また、賃金規定、就業規則の変更についても連絡をお願いします。勝手に労働条件を引き下げることはできません。退職者からは退職届をもらってください。あとあとの問題をなくすためです。また、助成金の面でも採用内定前にできるだけお知らせください。

建設業許可関係

 建設業経営事項審査日程

平成15年12月18日、19日 安中土木、伊勢崎土木ほか

平成16年 1月21日、22日 前橋土木、安中土木ほか

平成16年 2月19日、20日 高崎土木、藤岡土木ほか

第125号<

>第127号


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