戦略労務第１２０号(2003/05)

　また宮城県沖を震源とする大地震が発生しました。仙台に住む次男の話によると、棚から物が落ち、食器も何枚か割れたということで、群馬では経験のない大地震に驚いていました。今年の五月もあまり五月晴れのないぱっとしない天候で、梅雨のような感じですが気持ちだけは楽しく、明るく持ちましょう。「戦略労務」第１２０号をお送りいたします。（おかげで１０年経ちました。）

　労働保険の年度更新事務につきましては、おかげさまをもちまして無事終了し、期限までに取りまとめて納入することができました。

　計算している中には賃金台帳での雇用保険料徴収額が違っているものも見受けられました。雇用保険料は全業種で大幅に上がっておりますし、今後も料率改訂が予定されていますので間違いのないようにお願いいたします。なお現在、労働保険料徴収書については作成中ですので、できましたらお送りいたします。

　今年５月末日（今回は６月２日）は健康保険法で総報酬制導入後初の保険料納入時期となりますので、もう一度給与からの社会保険料徴収額をご確認いただきたいと思います。（厚生年金保険料の改定が大きい）また、ご存知のように今年度からは、算定基礎届けの提出期限が一ヶ月早まり４-6月の3ヶ月平均により7月提出に変更になっています。

賃金台帳の整備をしておいていただきたいと思います。

　Q.勤務成績の芳しくないものに解雇の予告を1ヶ月前にして、その際予告期間中にまじめに勤務すれば解雇の予告はなかったものとする、条件付解雇予告ができるか？

　A.このような条件付解雇予告では、予告を受けた労働者は解雇されるかどうか不確実なので、きわめて不安定な状態に置かれ、判断はあくまで雇用者がするわけですから、このような例は認められないこととされています。したがって解雇がなかったものとすることはできず、本人の同意を得て解雇を取り消した上で、引き続き雇用するということになります。一方的に解雇を取り消して、本人の意思に関係なく就労させることはできません。

　建設業経営事項審査の日程

平成15年6月19日、20日 伊勢崎土木、安中土木

　産業廃棄物許可申請に関する講習会（新規、更新）の15年度分日程が発表になっています。（平成15年５月-16年3月予定分）

受講希望があれば連絡をお願いします。